「そっか...」





「こんなに、好きだったのに!10年も!」





「辛かったね、辛かった」





私も涙が頬を伝った。胸があったかくなった。





「こんなに、こんなに!!!うぁぁぁ」




ボロボロ泣くももを宥めることしかできない私は情けないかっこ悪い女だと思う。




「もも、私は大好きだよ、もももでしょ知ってる」




1人で話してももを抱きしめた。雨がコンクリートを打ち付ける。




ももが泣いてるみたいに、強く、強く。




「いつか見返してやろ、すっごく可愛くなって後悔させてやろ」




ももはうんうんと力強く頷いた。



「よし!ちょっと気晴らしに叫んじゃおうか!なんか!」



「うん!!」





ぐしぐしと涙を拭うと立ち上がったもも。






私たちは一緒に息を吸った。