私の名前も呼ばれ、5組の最後の子が呼ばれた。





そして次は誰もが聞くだけでも疲れる校長先生の話。






【校長先生の話】







校長先生こと、新秋 信夫は階段を上がり、マイクに向かって話し始めた。







「えー栄えある入学式の日でしたが残念ながら雨で_________ 」








長い長い校長先生のお話。聞いているうちに眠くなってくるよね。






コクコクし始めてくると、ダメだと思いつつも歯止めがきかない。







意識が遠のいていくのが感じられた。頭がふりこのように縦に揺れる。







(ねっむい、どうしよ)







「麗」






この、声は、陽くん??






「ようくん...」






そう言って寝ぼけていた私は目を覚ました。





目を向けた先に居たのは陽くん






ではなく、緋色君。






自分が言ったことに恥ずかしさをもち、今更焦りだした。






まだ校長先生の話真っ最中で、これを聞いていたのは緋色君だけだった。