「ぐすっ……」

「ふっ……帰ろっか」

息をついて、私にそう言った。

蓮は、私のことよく分かってくれてる……

誰よりも1番に……

私は頷いて、差し出してくれてる手を握った。

いつの間にか春ちゃんはいなくなっていた。

下駄箱のゴミは全てなくなっていた。

多分、春ちゃんが取ってくれたんだ。

明日、お礼を言おう……

「今日はなににしなようかな」

「ビーフシチュー……」

「じゃーそうすっか」

私達は、やることを済ましてから眠った。