このゴミは、私の存在そのものを表したようだった。

「美稀!!!しっかりしろ!!!」

「……っ!れ、蓮っ……」

「大丈夫か?」

私は頷いた。

蓮は優しく微笑んで、涙を拭ってくれた。

「お前のこと、ゴミだなんて俺は思ってないよ。俺には、必要な存在なんなだよ美稀」

優しい声で、私にそう言ってくれた。

私が思ってたこと、分かってたの……?

「俺は、美稀と出会えてよかったと思ってる。きっと、お父さんとお母さんが会わせてくれたんだね」

「ぐすっ……」