「これが……口癖だった……だけどっ……さっきっ……」

気づいてしまった。

「ママトパパヲコロシタノハワタシダ」

「……っ!」

「ワタシノセイデママトパパガシンダ」

「やめろっ……」

「ワタシガママトパパヲコロシタ」

呪文のように、思ったことが洩れてくる。

「やめっ……」

「オバサンジャナクワタシガコロシタ」

「やめろっ!!!」

「……っ!!!」

ーートサッ

「えっ……」

蓮は、土下座をしていた。