「もう、なんの用なのよ姉さんは!」

「落ち着けよ」

「……そろそろ美稀のお誕生日だから、準備しなきゃいけないのに」

「美稀の誕生日プレゼントは買ってあるんだろ?」

「パーティーするんでしょ!」

「あはは……美稀、楽しみにしてるもんな」

「今年も、うんっとお祝いしてあげなくちゃ!」

「だな」

「7歳になるのか~」

「早いな」

「そうね」

「土砂降りだな……」

「ホントだ……」

「美稀、大丈夫かな……迎えに行けるだろうけど……」