「コロス、なんて、脅し文句だよ。マジで殺すわけないだろ。おばさんがいやなのなら、施設だってあるんだ。死に逃げるな!」

「……!」

この人がなぜか、パパに見えた。

ママとパパが見てくれているような気がした。

ーーポタポタ

私の瞳から、涙が落ちた。

私が泣いたのは、これが最後だった。