「……!美稀?」

私は、蓮に抱きついた。

「もう嫌いになっちゃったかと思ったっ!もう帰ってきてくれないんじゃないかって思ったっ!」

「え?どうして俺が美稀のこと嫌いにならなきゃいけねぇの?」

「だってっ!お昼休み相談しなかったからっ!だからっ……」

「……バカだなぁ美稀は。そんなんで嫌いになる器のちいせぇ男じゃねぇよ俺は」

「……っ!」

蓮は私の背中に、手を添えた。

「俺は、なにがあっても美稀を大好きでいる。愛し続ける」

「……っ!!!」

「愛し続けるから」

「蓮っ!!!」