頭が回らないっ……

どうすればっ……

「あら?どうしたの?美稀さん」

「……!先生!蓮が!」

「……!こっちに来て!」

先生は急いで処置してくれた。

「なにをしてきたの?」

「あ、や……」

「この傷は、誰かになにかで殴られないと出来ないわよ。正直に答えなさい」

「転んでしまったんです。したら倒れたとこに物があって」

「……そう。あら?顔色よくないわよ」

「気のせいですよ。ありがとうございました。失礼します」

「あっ、ちょっと!」

蓮はさっさと保健室から出ていった。

「しっ、失礼します!」

私は走って追いかけた。