「フッ……あとで覚えてろよ美稀……」

「え……」

「やっぱりお前が主犯か南」

ドスの効いた声でそう言った。

「あら、バレてたの?」

「ふざけんな」

ーーザッ

「どうなるか、分かってんのかテメェ」

蓮は立ち上がって、頭から流れる血を腕で拭った。

「フッ……ぶっ殺す」

「「「「……!!!」」」」

睨みつけながら、笑っていた。

不気味なぐらいに。