「なに?その顔。私があんたの味方だとでも思ってたわけ?」

蓮っ……

助けてっ……

「あっははははは!ウケる!誰があんたの味方になるのよ」

「じ、じゃあ、ここに転校してきた理由って……」

「ええ、そうよ。あんたを殺るため」

そんなっ!

「ふふふっ……あの人達はまだなの?」

「今来ると思います」

「そう。美稀、さっさと親の元に逝ってもらうわよ」

私の顎を持ち上げて、顔を近づけてそう言った。

笑いながら、睨みつけて。