たった7日間で恋人になる方法

『昼間は、普通のレストランとしてやってるからさ、是非お友達誘って、ランチとか食べに来てよ』

この店のオーナーでもある高木君は、自身の同窓会にもかかわらず、会場のオーナーらしく黒服を着こんで各テーブルを廻り、甲斐甲斐しくワインなんかを注ぎながら、お店をアピール。

『高木、店来たら何か、得あんのかよ』
『もちろん、俺の知り合いだって言えば、サービスするよ』
『よっしゃ、じゃ俺、毎週来よう』
『言っとくけどヤロウ同志の場合は、対象外だからな』
『何だよソレ!明らかに差別だろ~』

噂通りのイケメンで、誰にでもフランクに話しかける高木君は、店の宣伝をしているにもかかわらず、嫌味がなく好感が持てた。

『相変わらずのモテ男ね…で、萌、思い出した?』
『う~ん、そういえば、どっかで見たような…』
『まぁ、高木君は、うちらと違って進学クラスだったし、覚えてなくても仕方ないけどね』

そう淡々と話す美園自身もあまり高木君には興味が無いようで、オレンジ色のカクテルを手に、目の前のオードブルに手を伸ばす。