私は反対する権利もなく、むしろ応援したかったので、何も言わなかった…
しかしこれがとんでもない事になる…
次の日、出勤前にレイカのマンションにいくと、レイカは鍵を開けてくれない…
電話してもどうやら泣いている様だった…
『どーしたんよーなんで入れてくれないん?なんで泣いてるん?』
『だっていぢめるもん…』
でたーっと思った…
レイカはいつも口では言わない。気持ちを読めなかった時はいつもこーなる…
私はよーく考えたがさっぱり解らなかった。
そのまま鍵も開けてくれずに電話にも出てくれなくなった…出勤時間も迫ってきたが着替えもレイカの部屋に置きっぱなしだったので出勤もできない。店に遅れる電話を入れながら、とにかく待った。レイカの気持ちが解らない私は結局夜中までがんばった…。車で寝てみたり、ドアをノックしたり、電話をかけてみたり…
ようやくレイカが電話に出た。
レイカは怒った声で、
『すずきっちにとってあたしは何?なんでさっさと帰らないの?その変なやさしさがむかつく!』
『へっ?』