私は大笑いしそうになったが、こらえて、代わりに窓口に行き説明を聞いた。
結局何一つわからないまま、全部私が手続きを代行していった。
人の気持ちや思いやりや優しさなんかは人一倍敏感な彼女は、冷たい人間味のない場所はまったく居場所がないって感じだった…
私はそんなレイカが、夜の闇の世界から出てくると、何もできない、か弱い妖精の様な存在に見えた…。
まわりの目を気にしてしまう自分とは正反対に、いつも自然体なレイカ…
妖艶でいて、野花の様な女だった。