ある日のこと…
カウンター内の引き出しを整理していた時、二年くらい前の古いミーティング日記みたいな物が出てきて、読んでいるど、やたら、レイカと言う名前がでてきて、成績もかなりよかった。ゆまにこのレイカと言う女はどんな子やったん?って尋ねてみると、
『めっちゃカワイイで〜』
『もうすぐこの店で復活するらしいで…』
私は
『へぇー楽しみやん!』
ゆまは
『売り上げまたあがるで〜!』
と…

一ヵ月後、そのレイカが表れた…
『おはよ〜またよろしく〜!出戻りでーす!』
ゆまと仲良く出勤してきた。
見た目は普通…24歳で罰一らしい…
ただ、きゃらきゃらよく喋るし、明るい。
カウンター内にトコトコ入ってきて、缶ビールを一気。
私は唖然とした…
勝手に飲むのはルール違反だが、そんな事なんにも気にしてない、なんにも言わさない独特の雰囲気…
そのわりにはおしとやかでなんとも不思議な女の子だった。
レイカは毎回必ず指名、同伴と、まじめに売り上げをあげていた…。
なんだかヤクザっぽい客が増えたのもレイカの出戻りのせいだった。