そして、しばらくすると透真は大きなバイクの音をたてながら、また家から出ていった。
鍵が見つかったんだろう。
喧嘩に行ってるかもしれない。
それなら、バイクの鍵なんか、見つからなければよかったのに。
~♪♪♪~♪~♪♪
「ひっ」
突然の大きな音にびっくりして思わず声が出てしまう。
聞き覚えのない音楽。
その音の先へ言ってみると、透真のスマホがあった。
「透真、忘れていっちゃったんだ……」
一度なりやむスマホ。
でも、すぐにまた鳴りだした。
透真が忘れていったこと、言ったほうがいいよね……?
私は透真のスマホを操作して、耳に当てた。


