副総長さんは、どうやら私のことがほっとけないみたいです。





今日も、帰ってこなかった。


帰ってこないことに違和感を覚えない日がきてしまうのではないだろうか。

それも、こわい。



透真のご飯にラップをかける、深夜2時。




ーーーその時、



勢いよく家のドアを開ける音がした。







「透真!」




玄関に思わず駆け寄ると、透真と目が合う。


生傷だらけの顔に、思わず声が出てしまった。






「なんで起きてんだよ」




「えっと……、心配で」





私の言葉に、チッと舌打ちをすると、靴を脱ぎ捨て特効服をまとったまま、2階にある自室にむかう。




そして、しばらくするとドタドタと玄関の方へ向かい、また荒らす。




「……なにしてるの?」



「さがしもん。バイクの鍵見なかった?」





見た記憶がなくて、首を横に振る。



そんな私を見て、透真はため息をついた。





使えない奴って、思ってるのかな……。