副総長さんは、どうやら私のことがほっとけないみたいです。







「あ、ここクーラーないのかぁ」





誰もいない資料室について電気をつけると、少しだけ熱気が来た。




「暑くない?」



千里さんは自分の上着を脱ぎながら私に聞いてくる。



「大丈夫です。寒がりなので」



気が利くなぁと思いながらそう返答する。





「へぇ。 ひよちゃん、寒がりなんだ。新しいこと1つきけちゃった。メモメモ」



「メモなんてしないでください。というかメモなんてどこから出したんですか………」



さすがに変態では? と思って眉を潜めた私に千里さんは満足そうに私の頭をポンポンした。




「……それ、好きなんですか?」



「ん? ひよちゃんのこと? 大好きだよ」



「頭ポンポンのことですけど」



「あー、なんかちょうどいい位置に頭あるからね」




そう。

右京さんもよくやってくるし、ポンポンするの男の人は好きなのかな?