【永久side】

「着いたー!」

真っ青な海とどこまでも続く青い空

そして気づけば、さっきまで隣にいたはずの美波は

あっという間に駆け出していた

「あんま走ってこけるなよ」

俺に続いて車から降りてきた真宙が、美波に向かって叫ぶ

「分かってるって〜」

しかし真宙の注意も虚しく

「いてっ」

美波は、豪快にコケていた

「あっ、春野!」

「ほーら、言ったばっかじゃん」

「いてて」