最初で最後の恋

そう言ってこっちに顔を向けた佐藤君は、まっすぐに私を見ている

う、そんなに見つめられると言い難い

「佐藤君のこと永久君って呼んでもいいかな?」

「えっ?」

その時の佐藤君の顔は、嬉しいようにも辛そうにも見えた

「ダメだった?」

「う、ううん全然」

「そっか、なら良かった、、、」

「うん」

「あのね、私のことも下の名前で呼んでくれて良いよ?いつまでも名字ってのもあれだー」

「大丈夫」

「え?」

「俺はまだ春野って呼んでたいから」

ヒュ〜、ドーン!!

その時光によって映し出された永久君の顔はあの暗い顔だった

«ただいまを持ちまして、花火の終了をお知らせ致します。お帰りの皆様はーー»