「花火綺麗だね」
急に佐藤君に振り向かれて、まさかさっき考えてたことがバレたんじゃないかとヒヤヒヤした
「えっ?あ、うんそうだね」
思わず声が上ずってしまった
さっきまでの暗い顔が嘘だったように普通に私に接してくる佐藤君
「永久君」
「えっ?」
えっ?私はこの時無意識に佐藤君のことを永久君と呼んでいた
ど、どうしよう間違えて下の名前で読んじゃった
けど、その2文字は、 あまりにも簡単に私の口から発せられていて
まるで昔からそう呼んでいたみたいに
でも、もしかしたらこれはチャンスじゃないのかな
佐藤君を下の名前で呼べるようになったらもっと仲良くなれて
あのことについても、知れるようになるのかな?
「あ、あのさ」
「ん?何?」

