最初で最後の恋

ーカラン、カランー

ーガヤガヤー

周りからは、たくさんの人の話し声や下駄の音

賑やかなかけ声が聞こえてくる

「あのさ、何か食べたいものある?」

「えっ?」

「ほら、折角だし真宙が来るまでなんにも食べないってのもあれだし」

「そうだね、じゃありんご飴が良いかな」

「ーーてねぇな」

「?何か言った?」

「えっ?あー、いやなんでも無い」

「それなら良いけど」

「じゃあ、買いに行こうか」

「うん、そうだね」

りんご飴の屋台に並び、私たちは一つづつりんご飴を買った



「真宙遅いね」

りんご飴を舐めながら近くの階段に座っていると

佐藤君がそう言った

「う、うんそうだね」

あれ、いつの間にか真宙のこと忘れてた