震える手のひらで、その傷に触れた

…怖い。

明菜から逃れられない気がして。
背筋が凍るような想いでその場に立ち尽くしていた

真衣、助けて…
そう想ってしまう 私はずるい。


真衣の優しさに甘えて、明菜から遠ざかろうとしてる。
なんで…なんで… こんな事になったの…?

…幸せな、恋がしたかっただけなのに。


もし…私が居なかったなら、
明菜がこうなる事もなくて…真衣も傷つかなかった。

颯くんに片想いする私がいなければ…
真衣は、颯くんと付き合ってたのかな?