「成瀬くん!」

下駄箱に行くと、同じ学年らしき女子2人がいた。


「……(めんどくせぇ……)。」

どうやら用があるのは前にいるちっこいやつで、
後ろにいる明らか女テニのやつは付き添いみたいだった。


「…なに」

そう問いかけるとちっこいやつは下を向いてオロオロしだした。

ほんっとめんどくせえな……



「ほら、言うんでしょ」

「うんっ」



後ろにいるやつに肩を叩かれ、ちっこいやつは俺の顔を見た。
すげー…女ってちっちぇえのな……


「あのっ、成瀬く「ごめん無理」


「っ…」

「俺いま急いでるから。」


そういうとちっこいやつは泣き始めた。