「あ、さっきの」

「そう泣いてたから心配になってついてったらこんなことになってたから」

「う、うぅ」

また泣いてしまった

「もう大丈夫だよ!」

ニッコリと微笑んでくれた

その人は立てない私をおんぶしてくれた

道を教えながら家まで送ってくれた

私はもうすぐでつくところで寝てしまった

名前を聞くのを忘れていた

お礼を言うのを忘れていた

また会えるのだろうか