「それ...聞いたの?」

コクっとうなづいた

「ほんとなの?」

「ほんと...だよ。俺高校3年の年の冬に病気かかって治ったけどまた再発して去年ぐらいに余命宣告された」

「え?」

それは初耳だった

「余命後3年だから2年」

そんな

「だからさ俺と結婚したらすぐ終わっちゃうしなんなら別れても大丈夫さやかの為だから」

涙がたくさん出てきたなんと言ったらいいのか

「和沙」

「ん?」

「私の為とか思わないで。自分の幸せを考えて。私和沙が大好きだからこれからも一緒にいたいだから」

「さやかありがと。俺も本当はさやかとずっと一緒にいたいでも無理だから。」

「だよ...ね」

「でも今の言葉聞いて元気出た今年の8月10日に式場に来て」

「え。えーーーー!」

「なんで驚いてんだよ!8月10日な」

「うん!」

そして私と和沙の唇が触れた初めてのキスだった