ドアがしまったら

恋を知らない、可愛い僕だけの蛇孔。

愛を知らなき可哀想な僕のご主人様。

僕は何処に居るのでしょう?
嗚呼、壁が白い。
居心地が好い。

愛して…るのは
先はどっち?

ーーガチャ

『そんなのどっちからでもでも良いじゃない。』

ナオミの匂い。
いつもナオミキャンディの香水を振り撒いて街へ繰り出して置き去りにする、実にー
卑怯な女だと判明。

蛇孔「ただいま。」

猫汰朗「事後報告だね。」

蛇孔「御免なさい。でも私、貴方を離す事は不可能だと知ったの。」

猫汰朗「…なんで?」

蛇孔「私が心臓病になったら、面倒看取れる人なんて誰も存在しないから。」

僕は、黙る。
濡れた睫毛に接吻を。

暗闇の中、長い下睫毛が君の綺麗な眼球に突き刺さってるのが垣間見えて。

猫汰朗「君はどうして僕を餌にしたんだろうって考えて待っていた。」




ーーー良い子ね。
いいこ、ねこたろう。
私の所有物だよ。

泣かせないでね。

まぁ、鳴かせてくれても良いけど。