そういえば、日向は結七ちゃんのことが好きだと言っていた。
へーぇ、日向はああいう子が好きなんだ、あんな子が好きなんだあ!!
結七ちゃんは、頭も良くて運動も人並にできる。もう引退したけれど中3になってからはバドミントン部の部長もやっていた。それに、とってもかわいい。顔も、性格も...。
でも私、あの性格は嘘だって知ってるんだよね。
中学2年生の冬ごろ、部活をやっていなかった私は玄関で友達と話していた。
玄関の近くには倉庫があって、そこに結七ちゃんがバドミントンのラケットと羽を取りに来たんだ。
副部長で、結七ちゃんの幼なじみの梨加ちゃんと一緒に。
「結七また彼氏出来たのー?」
「あーうんまぁねー元彼よりイケメンだったからさー」
「どうやって振ったん?元彼のこと」
「え?あぁ、勉強と部活に集中したいからごめんねーって!」
「うわぁ、女って怖ー」
そう、結七ちゃんは別れてはまた新しい彼氏ができる。振る理由は勉強と部活らしいけど、別れたと知って近づいてくる男の押しに抵抗できず付き合っちゃう、という設定だったらしい。
そして、そんな会話に驚いて結七ちゃんたちを見ていた私たちに気づいてこう言った。
「なにあのブスたち、見られてんだけどきっも」
「結七ひっどー!まぁどうせ帰宅部だからオタクとかだろうけどねー」
そう言って2人は去っていった。
私はそれまで、結七ちゃんのことを本当に優しくていい人だと思っていたけど、その時から結七ちゃんを密かに嫌ってた。
へーぇ、日向はああいう子が好きなんだ、あんな子が好きなんだあ!!
結七ちゃんは、頭も良くて運動も人並にできる。もう引退したけれど中3になってからはバドミントン部の部長もやっていた。それに、とってもかわいい。顔も、性格も...。
でも私、あの性格は嘘だって知ってるんだよね。
中学2年生の冬ごろ、部活をやっていなかった私は玄関で友達と話していた。
玄関の近くには倉庫があって、そこに結七ちゃんがバドミントンのラケットと羽を取りに来たんだ。
副部長で、結七ちゃんの幼なじみの梨加ちゃんと一緒に。
「結七また彼氏出来たのー?」
「あーうんまぁねー元彼よりイケメンだったからさー」
「どうやって振ったん?元彼のこと」
「え?あぁ、勉強と部活に集中したいからごめんねーって!」
「うわぁ、女って怖ー」
そう、結七ちゃんは別れてはまた新しい彼氏ができる。振る理由は勉強と部活らしいけど、別れたと知って近づいてくる男の押しに抵抗できず付き合っちゃう、という設定だったらしい。
そして、そんな会話に驚いて結七ちゃんたちを見ていた私たちに気づいてこう言った。
「なにあのブスたち、見られてんだけどきっも」
「結七ひっどー!まぁどうせ帰宅部だからオタクとかだろうけどねー」
そう言って2人は去っていった。
私はそれまで、結七ちゃんのことを本当に優しくていい人だと思っていたけど、その時から結七ちゃんを密かに嫌ってた。


