オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)

佐々くんの手が動くごとに、体が勝手に反応して、

自分の体なのに、自分のものじゃないみたい。

こんな感覚、知らない。


ビクンッ!!

「あんっ!」

――声っ!!


必死で両手で口を塞ぐけど、呼吸と一緒に甘い声が否応なく漏れる。


イヤ……

こんなの…イヤ……!


感覚が無理やり引きずり出される。


「花美……」

「…ぅ…ふぅ……う、んん」


感情のコントロールがきかない。


「好きって、言え」


みんな…
みんな…ホントにこんなことやってんの?

マジで?

信じらんない……
アタマ、おかしんじゃないの?

涙が、止まんない。


「…怖くねぇから……」


――怖い…、助けて、もう無理…

――助けて…佐々くん……


「花美…」


涙でにじんだ景色の真ん中に、佐々くんがいる。


“オレのこと好き?”


何でそんなコト訊くの?


――私…

――…私…は……


「……」

「花美…?」


何を、言おうとしたんだっけ?

わかんないまま、力が抜けていく。

もう、なにも考えらんない……