オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)

<side 花美>


――え……?


ちょ……

ちょっと…待って、


―え?えぇえ??


なに?

なにがおこってるの?


額に触れる、佐々くんのやわらかい髪……

と、

重なる唇…


――ウソ……


キス……

してる……

そう、気づいた瞬間…

軽く触れただけの、キスが、

佐々くんの体温を残したまま、ゆっくりと離れる。


「あ……」


固まったまま、動けない。


吐息が届く距離に、佐々くんがいて……

なんか、なんだか……

ものすごく、辛そうに……

私を見てる…



「あ…、そ…、そだ…目、閉じなくちゃ…キスのときは…」


何人目かに付き合った、彼の言葉が頭に響いた。


「そんなことまで、言われたのかよ」


低く、唸るような、ケモノみたいな声。


「お、怒んないで…、次は、ちゃんとするからっ、ごめ……」


言いかけて、でも、続きは言葉にならなかった。

佐々くんが二度目のキスを落とす。



「目ぇ、閉じさせてやるよ」



ゆっくりと、

押し付けるように、

キスが深くなる……