必死で守ってきたもの、
隠してきたもの、
何もかも、暴かれてしまうようで、無性に怖い。
「…花美…こっち見な」
「や…あっ……」
「……目、…開けろって……無理?」
そう言って、優しく目元に口づける。
私は、その暖かさに促されるように、うっすらと、目を開ける……
でも……
涙でにじんでよく見えない……
「……花美…」
「佐々…く……」
私…ね…?
言われたとおりにする。
何されたって、かまわない。
だって、声をかけた時からそのつもりだった。
「……花美…」
そう。
めちゃくちゃにしていい。
縛ったってかまわない。
カラダだけ……
カラダだけだったら、何されたってかまわないっ。
でも……
「…スキだよ、花美」
その、告白に……
感覚だけじゃなくて、
感情まで持っていかれそうになって、恐怖に叫んだ。
「ウソ…だぁ…っ!!」
だって、ウソだもん。
全部、ウソだったもん……
“スキ”だって言ったくせに、みんないなくなった。
みんな、
みんなっ、
パパも、
ママも、
花美を一人にしたくせに……っ!!
「ウソじゃねえよ…バカ…」
そんな言葉なんか、信じない。
震える手に言い聞かせ、目の前の大ウソつきの体を必死に押し返す。
ウソつき!!
Hするだけだって、いったじゃん!!
それで、いいよっていったじゃん!!
大キライ!!
約束が違うっ!!
“スキ”なんていらない!!
やさしいキスも……いらないっ。
お願いっ……
ヤメテ……
また、何度も一人ぼっちになるくらいならっ…
私はっ、
そんなのっ、
最初から全部いらないのっ!!!!

