オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)


「…花美……」


耳を噛むようにして、囁きかけられた、吐息交じりの名前に、


ドクンッ……!


手始めに、心臓がひとつだけ大きく打った。

それだけで、あっという間に、感覚の主導権が佐々くんに奪われる。

支配される。

制服の下に隠したはずの、胸元のキスマークがあっという間にさらされて、

耳元から鎖骨、そして胸元へ、次々にキスが落とされる。


「…ぁあ…あ……っ」


舌が肌をなぞる感覚、

このカンジは、もう、知ってる。

覚えてる。


――人間じゃ、なくなっちゃう………


佐々くんが、私に作った、


――スイッチが…入る。


「やっ…、あっ!…ダメ…」


佐々くんの手が、指が、ブラの下に滑り込むと、直接私の胸に触れる。

胸の先から甘い痛み走って、全身の神経を逆なでする。

ビクン!

背中が仰け反る。


「…ぁあ…あん……っ」


――この声…ヤだぁあっ……!!


ウソ…

まって、待っ…ぁ…っ

一番敏感な部分に、吐息がかかる。


「…や…やぁっ…吸っちゃ、イヤ…ぁ…」

「…ぅ…んん~…」


声を必死でこらえる。

硬く目を閉じると、生理的に涙が零れた。

でも、全身を駆け巡る、痺れるような快感には、逆らえない。

両足の付け根が、ナンだか…ヘン……

触れられていないのに、ビリビリって電流が走る。

ジンジンする……


「…花美……」

――ささ……くん…


声にならないまま、心の中でつぶやくと、

胸の奥から、あったいものが込み上げてきた。


必死でごまかしてきた、封印していた感情が、決壊するように、あふれ出してくる。


――ダメ……


声を振り絞る。



「……し…しないって……言ったぁ……」


力の入らない体を無理やりよじって、抵抗する。


「……花美…」

「…佐々くんから…しないって…言ってた…のに…」

「…しただろ?キス。花美から……だからもう、解禁」

「…あ…あれは…ナシって……やっ…ぁ」


呼吸が整わなくて、言葉が続かない

熱い愛撫が、体温をどんどん引っ張り上げる。

汗ばむカラダ。

でも、それが冷や汗だって、

佐々くんは気づいてくれない……