「あ? あぁ・・ え? マジで? あ~わかった・・ あ~うん一緒・・ 了解 じゃ」

大吾は携帯を切って、大きなため息をついた

「どうしたの?」咲は大吾の顔を覗き込んだ

「あ~ やっちまった・・」大吾は手をおでこの当て、考え込む仕草をした

「え? 何が? クールポコ?」咲の見当違いの発言に脱力の大吾

「クールポコって・・ 賢次がジフン殴った・・」大吾は視線をあげないままだ

「え~!!!」

咲は、思わず大きな声を出してしまった

「ちょ・・ちょっと!! 何があったの?」大吾と正反対に興奮気味の咲

「よくわかんないけど、最初潤也がジフンとつかみ合いになって、その間に入ったはずの賢次が切れたらしい・・ 」

「・・で? 今は?」

「賢次はりんが一緒みたいだけど、潤也の所在が不明・・ って事で、探しにいくぞ」と大吾は立ち上がった

「ひ・・姫ちゃんは?」

「あ~ 龍馬が一緒らしいから、心配いらねぇみたい・・ ほら、行くぞ」

「う・・うん・・・」

そして、二人は潤也を探すべく、屋上を後にした