それから数日後の朝・・・

教室に、潤也、賢次、りん、咲、大吾が座っていた

「龍馬と姫花で仕事なんて、めずらしくね~」と潤也

「俺等がグループ単位じゃなくて、雑誌の対談なんてそうあることじゃないよ」と大吾

今日は、姫花と龍馬でティーン向けの雑誌の対談の仕事があり、午後からの登校になっていた

5人がワイワイしていると、「席つけ~」と担任が入ってきた

「今日も、売れててなによりだな~」と担任は空席の目立つ教室を見渡した

「今日は、転校生が来てるぞ~ 入ってこい」とやる気のない声で廊下にいる人物に声を掛けた

ガラッ

入ってきたのは、この前咲が雑誌を見て話していた韓国の若手歌手

「韓国から、海を渡ってきた転校生だ 仲良くしろ~」と担任

「韓国から来ました イ・ジフン です よろしくお願いします」と頭を下げた

「空席すぎて、どこが空いてるかわからんな~ 」とポリポリ頭をかく担任

「せんせ~ ここ空いてま~す」と一人の女の子が手を挙げた

「お!そうか! じゃ、そこ座っとけ!」と担任

ジフンは言われたとおり、その席についた

「りんちゃん! あの子!!」と興奮気味の咲

「・・・」浮かない顔のりん

そして、潤也と賢次も睨みつけるようにジフンを見ていた

大吾は興奮している咲に苦笑いしていた