そして、そのドアに立っていたのは、ジャン=ブレイクとケン=ブレイク、そして初めて見る男性が約一名

「ねぇ・・アレって・・」と咲

「ブレイク三兄弟じゃない?」とりんはすぐにドアへ背を向けた

「こっちに来る・・・」とカウンターの中の姫花に微笑みかけながら、兄弟はゆっくりと近づいてきたのだ

「こんばんは お姫様」とジャン

「こんばんは」挨拶を返したのは咲だけ・・

「先ほどは、どうも」と今度はケン

「はじめまして、兄貴達とは、面識があるみたいだけど、俺は一番下のダン=ブレイク どうぞよろしく」と初対面だった三男が微笑んだ

「ねぇ・・そろそろお姫様達も自己紹介してくれないの?」とジャンはりんの隣に座った

それを見て、ケンは咲の隣に、そして、そのとなりにダンが座った

「・・・・・」

誰も何も答えない

「アレ? そんなに嫌われてる?」とケンは苦笑い

「ハジメマシテ 大倉です」と姫花がジャンを見た

「大倉って・・ ファーストネームは?」とジャン

そんなジャンを無視して

「香山です。 こっちは藤田」とりんは咲を見た

「どうも・・・」咲はそれだけしか答えない

そこへ

「姫花ちゃん達、知り合い?」と女性スタッフがやってきた