姫花は成田空港でにこやかに報道陣や駆けつけたファンに笑顔を振りまく映像を自宅のリビングで見ていた

「あれ? まだ起きてたの?」

そこへ帰宅したガク

「あ~ おかえり・・」

ガクをチラっと見ただけですぐに姫花の目線は画面へ移る

「あ~ 潤也の噂の彼女だろ? へ~来たんだな」

とガクもソファに腰を下ろした

「・・・・・・・」

「なんか、ザ・外人 って感じだな・・」

ガクは画面のジュディを見て苦笑い

「・・・・・・・」

「何、怒ってんの?」

「・・・・・・・」

「あっ、生理か?」

「・・・・・・・」

ガクの発言に睨みつける姫花

「はぁぁ・・・ 別に俺は、いいと思うよ 姫花が前に進むのは・・ 日向の事、忘れなくていいし・・ただ、思い出さなければいい 頭で悩んでも仕方ない・・ 心のままに動いてみろ・・な?」

ガクは、姫花の頭にポンッと手を乗せ、リビングを後にした

そして、数日後、ジュディを追いかけるように潤也が帰国したのだった・・