「もしもし? 俺・・ 車大丈夫だったか?」
成田で別れたりんは、ガクの車を運転して帰ってきていたのだ
「・・大丈夫だよ それより、どうだった?」
とりん
「今日、病院をまわってきた 名簿を見て、病室もまわってきたけど、日向らしき邦人はいなかったよ・・」
とガク
「そう・・よかった・・」
とりんは安堵のため息をついた
「そう・・でもねぇよ」
とガク
「なんで? 日向さん事故にあってないって可能性もあるでしょ?」
とりん
「・・それなら、連絡くらいは・・つくだろ?」
とガク
「・・・・・」
りんは何も言うことが出来ない
「明日は・・遺体安置所に行って来るから・・」
海を隔てた場所にいるからか、りんにガクの声がとても遠くからのものに聞こえた
「・・・・姫花・・は・・・」
とりんは恐る恐る聞いた
「・・一言も喋らねぇ・・ 何も口にしなねぇ・・ 表情が・・ねぇ・」
とガクの声は震えていた
それからしばらくしてふたりは電話を切り、ガクはゆっくり湯船につかり、ベットにもぐったが、寝付けなかったので、姫花の寝ている部屋に行き、ソファにすわり、姫花の顔を見ていた
成田で別れたりんは、ガクの車を運転して帰ってきていたのだ
「・・大丈夫だよ それより、どうだった?」
とりん
「今日、病院をまわってきた 名簿を見て、病室もまわってきたけど、日向らしき邦人はいなかったよ・・」
とガク
「そう・・よかった・・」
とりんは安堵のため息をついた
「そう・・でもねぇよ」
とガク
「なんで? 日向さん事故にあってないって可能性もあるでしょ?」
とりん
「・・それなら、連絡くらいは・・つくだろ?」
とガク
「・・・・・」
りんは何も言うことが出来ない
「明日は・・遺体安置所に行って来るから・・」
海を隔てた場所にいるからか、りんにガクの声がとても遠くからのものに聞こえた
「・・・・姫花・・は・・・」
とりんは恐る恐る聞いた
「・・一言も喋らねぇ・・ 何も口にしなねぇ・・ 表情が・・ねぇ・」
とガクの声は震えていた
それからしばらくしてふたりは電話を切り、ガクはゆっくり湯船につかり、ベットにもぐったが、寝付けなかったので、姫花の寝ている部屋に行き、ソファにすわり、姫花の顔を見ていた


