「いや、いいのよ? 男が仕事に夢中になるのは・・ この世界でやって行くのって並大抵の努力じゃ駄目だし、それでもね、ここまでほっぽらかしにするのって、どうかと思うの 思うんだけど、撮影で押さえていた日程に他の仕事が入っても何の疑問に持たずにそのまま仕事をこなしていくとおもうのよ 写真集の事なんか忘れてね!」

と姫花

「それで、どうして三人で?」

と咲

「再確認させてやるの! すっごい写真集を作って、どうだ!って家に送りつけてやる!」と姫花

「でも、同じ業界にいるんだから、撮影は知らなくても、写真集の発売はバレるんじゃないの?」とりん

「宣伝したらね?」と姫花

「え? なんの告知もなしに、いきなり書店に並ぶって事?」と咲

「そうだよ? だから、発売日の前日に自宅に届くように送り付けるの」と姫花

「ねえ、姫ちゃん、すっごい写真集ってまさか、ヌードとか?」と遠慮がちに口を開く咲

「まさか! そんな安く露出してどうすんの? 脱いだ姿が目的の写真集じゃないもの それを求めているなら、AV女優の写真集でも見ればいい 」と話す姫花は自信に満ち溢れていた

「やろう、姫花 私達だって、負けていられない! ガクと肩を並べて歩きたいもん」とりん

「・・・そうだね 先に進んでいくのを後ろからただ眺めているだけなんて、つまらないよね! よし、やろう!!」と咲

そうして、三人娘は映画の撮影の合間をぬい、写真集の撮影を進めていったのだった