「賢次の分は、フリーで撮ってもらったら?」

とりん

「私のわがままなのかもしれないけど、どうしても全員のショットが欲しいんだよね・・ 賢次だけ写ってないんじゃ意味ないの それならいっそ・・・」

と姫花は怪しげに微笑んだ

咲とりんはそんな姫花の笑みにゾクッと身を引いてしまう

「・・次の姫組は、私達三人で撮っちゃおうと思うんだ」

姫花は咲とりんに“どうだ!”とばかりに言い切った

「ふ・・ふ~ん」

「へ~」

咲とりんの返事は気乗りしない感じ

「本当はね、私ら三人ver.と男共ver.の二部構成にするつもりだったんだけど、どど~んと私達だけでやっちゃおうと思うんだ」

意気揚々と語る姫花

「で、それはもう決定事項なんでしょ?」

とりん

「ん? アニキやヒナの押さえてたスケジュールはもう他の仕事がはいってんじゃない?」と姫花はあっけらかんと話した

・・という事は、もう既に決まった話らしい

「でね、この件はあいつらには内緒に進めていこうと思ってるの」

姫花はいたずらっぽく笑った

「なんで?」と咲