「お疲れ~」

ソファに沈む龍馬にグラスを渡すのは、アリ

「サンキュ あ~ 終わった~」

龍馬は、晴れ晴れとした表情で腕を目一杯伸ばし、伸びをしていた

そんな龍馬の姿に、皆の頬も緩む

「どんな心境?」

興味津々と言った様子でりんが身を乗り出した

「ん~ とりあえずの達成感?」

龍馬はグイッとグラスを煽った

「ね~ KINGのリーダーは大吾になるの?」

カウンター席から姫花が声をあげた

「俺しかいないっしょ?」

大吾はどこか得意げだ

「どっかのグループみてぇに補充とかしねぇの?」

と賢次

「前も言っただろ? 補充なんかしねぇ・・ つうか、ぶっちゃけ俺だって仮のリーダーだし・・ だって、龍馬は引退じゃねえっしょ? 活動休止なだけ」

と大吾は賢次に説明を始めた

「あ~ そうだ、皆に言っとくけど、また春頃、写真集だすからね~ スケジュール調整はしてるけど~ よろしくね~」

とまた、姫花が声を上げた

「まっ、頑張れ!」

姫花の声を受け、龍馬は自分には関係ないみたいな空気で、潤也の肩を叩いた

「何言ってんの? 龍馬もだよ?」

と姫花

「は? 俺、活動休止なんだけど?」

と龍馬

「うん、知ってる」

それが何だ?といいたげな姫花