私たちは、自分のクラスに移動した。

夏希は4組。私は6組。

自己紹介とかあるよね・・・緊張するな・・・。

教室に入って、自分の席を確認する。

廊下側の、1番後ろの席・・・

そして、クラスを一回り見渡した時、



窓際の一番後ろの席に座る、君を見つけた。


大きな目。色素の薄い茶色の髪。高く整った鼻。スラリと伸びた長い足。周りの友達と、楽しそうに笑っていた君。

一目見て、恋に落ちた。
全てが、私の理想だった。

暫く目を離せずにいると、不意に君がこっちを向いて。


眩しいくらいの笑顔で、微笑んでくれた。