私を救ってくれたのは君でした。

「うん。なんかいい事でもあったの?」

「はい、実は、私のことを助けてくれようとしてくれている人がいるんです」

「そうなんだ。どんな人?」

「その人、すっごく不器用なんです。バカまっすぐといいますか?そんな感じなんです。それで、ここ一帯の不良総長なんですよ!」

「雪希ちゃん、大好きなんだね、その人のこと」

「……はい…!」

「雪希ちゃん、今度お茶にでもいかない?久々だったからもう少し話したいな」

「はい!もちろんです!」

「じゃあ、電話番号交換しよう」

「あ、はい!」

やばい、嬉しすぎる。『大好きな人』と電話番号交換できる日が来るなんて。よかった、今日早く起きて。

「じゃあ、そろそろ行きます」

「じゃあね雪希ちゃん」

「はい」

私は下がらない口角を手で隠しながら交番を出た。