胸がとくんっと鳴った。 「どうして私の名前を知ってるんですか?」 「88位の横に書いてあっただろ? まさかそんなことにも気づかないくらい、バカなのか?」 いや、そうじゃない。確かにかいてあったけど、私がときめいたのはそこじゃない。