「しょうがない。それじゃあ私が理沙の性格に合いそうな男子がいないか探して、適当にピックアップしてみる」 「ホントに!?」 私なんかが選りすぐり!? いいの? そんな贅沢。 「あ、でもあんまり期待しないでよ? 私だって今、彼氏いないんだから。理沙に回すのは、私の彼氏候補リストから漏れた中からの選りすぐりだからね?」 その辺はちゃっかりしている真奈のことを、私は嫌いではなかった。