でも、先生がやれと言うのだから、やるしかない。
私は班の男子たちとふざけて石をコの字に積み、マッチで雑草を燃やして遊んだりしていた。
そんな調子だから、飯盒炊飯の容器に棒を当てて、ジージーと振動が来れば、炊け頃という説明なんか聞いちゃいなかった。
案の定、ご飯を焦がしてしまい、これじゃ食べられないから、他の班を周って、ご飯を分けてもらった。
紙皿を持って「分けてください」と頼む自分の無様さを思うと、今でも胸がきゅんと締め付けられる。
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