「ごめん。私、正直に言う。恋したい! 高校生活の最後に青春したい!」 気づけば席を立っていて、周りの、 「え? 山田さんどした?」 の視線ビームを身体いっぱいに浴びて、恥ずかしくなって、ゆっくり席に着いた。 でも、言えた。本音を。 言えたのは、信じたから。