そんなわたしの名前は春口咲薇(はるぐち さら)
ごく普通な高校2年生


遥人に振り向いてもらえるにはどうしたらいいのか…

日々研究の毎日(笑)



「聞いてよ遥人!!昨日ね、結生(ゆき)ちゃんから電話で彼氏できたって報告きたの〜」


結生ちゃんはわたしの親友で同じく幼なじみ


わたしよりも女子力があって、どこからどう見てもキュートな女の子



メイクはもちろん恋愛においてもわたしより先を行っている。



「あいつ好きなやついたんだな!まぁ、すぐに出来るとは思ってたけど。」



「ほんとにね〜。羨ましいよ…」


わたしはこんなに好きでいるのにな





「お前もこの波に乗って彼氏GETできるといいな」



「いいの。わたしは慌てない主義なの!」



「フッ、なんだそれ。大丈夫だよ咲薇にもすぐ出来るから」



そういい私の頭をポンと撫でる。



昔からわたしを慰めるときにやる遥人の癖





そう思ってるなら

わたしを好きになればいいのに…