部屋に戻り、しばらくベッドでぼんやりしていたらチャイムが鳴った。
同室の亜紀がお昼を食べに一度戻ってきたらしい。
もちろん、私のことも気になってというのが大前提らしいけど。
「今日の雪質最高だったよー。私でもすっごく滑りやすかったもん」
「それはよかったじゃない」
そう言いながら、ベッドから体を起こし亜紀の方に顔を向けた。
亜紀は心配そうな顔で私の横に座る。
「やっぱり足はまだ痛む?」
「ああ、うん。動かさなかったら平気だけど」
私の横でスキージャケットを脱ぐと、亜紀は乱れた栗色の髪を一つに束ねた。
そんなちょっとした所作に女性らしさを感じる。
同じ受付嬢でも亜紀は私と違って男性から人気があった。
私と何がそんなに大きく違うのかよくわからないと思いながら、亜紀の栗色の髪を見つめていた。
「真琴は待ってる間何してたの?」
「え?まぁ色々と」
なんとなく澤井さんとのことは話したくなくて適当にはぐらかす。
「暇だったでしょう?」
「スマホ見たり、景色眺めたり、ロビーでお茶したり、適当に時間つぶしてたから大丈夫だよ」
亜紀は不敵な笑みをたたえながら私に顔を近づけてくる。
「ロビーで素敵な出会いがあったりして?」
思わず胸が飛び跳ねた。
「そ、そんなドラマみたいな話そうそうないでしょ。それに私みたいに足を怪我して新年早々ついてなさそうな人に誰も話し掛けてこないわ」
顔が熱くなるのを必死に堪えながら亜紀から目を逸らす。
「逆にそれをネタに近づいてくる男性もいるかも?」
亜紀はそう言ってニヤッと笑い私の腕を軽く押すと、そのまま化粧を直しに洗面所に入って行った。
ドキドキする胸を押さえながら、明日の十時を待ち遠しく思っている自分がいる。
所詮、イケメンの暇つぶしに付き合うだけだと言い聞かせながら。
同室の亜紀がお昼を食べに一度戻ってきたらしい。
もちろん、私のことも気になってというのが大前提らしいけど。
「今日の雪質最高だったよー。私でもすっごく滑りやすかったもん」
「それはよかったじゃない」
そう言いながら、ベッドから体を起こし亜紀の方に顔を向けた。
亜紀は心配そうな顔で私の横に座る。
「やっぱり足はまだ痛む?」
「ああ、うん。動かさなかったら平気だけど」
私の横でスキージャケットを脱ぐと、亜紀は乱れた栗色の髪を一つに束ねた。
そんなちょっとした所作に女性らしさを感じる。
同じ受付嬢でも亜紀は私と違って男性から人気があった。
私と何がそんなに大きく違うのかよくわからないと思いながら、亜紀の栗色の髪を見つめていた。
「真琴は待ってる間何してたの?」
「え?まぁ色々と」
なんとなく澤井さんとのことは話したくなくて適当にはぐらかす。
「暇だったでしょう?」
「スマホ見たり、景色眺めたり、ロビーでお茶したり、適当に時間つぶしてたから大丈夫だよ」
亜紀は不敵な笑みをたたえながら私に顔を近づけてくる。
「ロビーで素敵な出会いがあったりして?」
思わず胸が飛び跳ねた。
「そ、そんなドラマみたいな話そうそうないでしょ。それに私みたいに足を怪我して新年早々ついてなさそうな人に誰も話し掛けてこないわ」
顔が熱くなるのを必死に堪えながら亜紀から目を逸らす。
「逆にそれをネタに近づいてくる男性もいるかも?」
亜紀はそう言ってニヤッと笑い私の腕を軽く押すと、そのまま化粧を直しに洗面所に入って行った。
ドキドキする胸を押さえながら、明日の十時を待ち遠しく思っている自分がいる。
所詮、イケメンの暇つぶしに付き合うだけだと言い聞かせながら。



