極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~

「随分算段が狂って、お前を苦しめたけれど。昔言ってた〝五年分の責任〟ってやつはちゃんと取ろうと思ってるからさ。五年、さらに待たせた一年加えて六年分か。利息つけて十倍の六十年にしてやるから――」

京吾は私に唇を近づけて、そっと甘く、優しく、誘惑めいた台詞をささやく。

「ちゃんと俺に、責任取らせてくれ」

そして唇にキスをくれる。いつもの情熱的なやつとは違う、誠実な口づけだ。まるで未来に誓いを立てるように、しっかりと温もりを与えてくれる。

「……六十年なんて、長すぎてわかりませんよ」

ぐすっと鼻を鳴らして、私は彼の胸に顔を埋める。

「……途中で飽きても離してやらないから、覚悟しとけよ」

そう告げて、京吾は私をぎゅっと抱きしめ返してくれた。

もちろん、私だって彼から離れるつもりなんてない。

憧れから始まった淡い恋心が、今では確かな愛に変わっているから。