チョコを口に放り込みながら私がキョトンと加藤さんを見ると、加藤さんは「覚えてないのー!?」と驚いた顔をした。
「集団面接で『十年後のビジョンを答えろ』っていう質問でさ。周りのみんなが営業成績がどうとか、事業の新規開拓がどうとか小難しいこと話している中で、咲島さんだけは『みんなから愛される優しい上司になりたい』ってぼんやりしたこと答えたんだよ。面接官だった神崎さん、端っこで笑ってたよ」
「そ、そうだっけ!?」
全然記憶にない。そんなこと、言ったかな?
そもそも彼が面接官だったことすら、気づかなかったくらいだ。
「そういえば加藤さんって、神崎さんが面接官だったことも覚えてるんだ? すごいね」
「そりゃあオッサンどもに紛れて超イケメンがいたら気づくでしょう。私、営業二課に配属されてめっちゃテンション上がったもん。あ、あのときのイケメンがいるー♪って」
「集団面接で『十年後のビジョンを答えろ』っていう質問でさ。周りのみんなが営業成績がどうとか、事業の新規開拓がどうとか小難しいこと話している中で、咲島さんだけは『みんなから愛される優しい上司になりたい』ってぼんやりしたこと答えたんだよ。面接官だった神崎さん、端っこで笑ってたよ」
「そ、そうだっけ!?」
全然記憶にない。そんなこと、言ったかな?
そもそも彼が面接官だったことすら、気づかなかったくらいだ。
「そういえば加藤さんって、神崎さんが面接官だったことも覚えてるんだ? すごいね」
「そりゃあオッサンどもに紛れて超イケメンがいたら気づくでしょう。私、営業二課に配属されてめっちゃテンション上がったもん。あ、あのときのイケメンがいるー♪って」



